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2010.12.30 (Thu)

定演振り返り

怒濤の12月が終わり、ようやく一息つくことができました。

気が付けば、今年も後2日。
定演が終わってからだいぶん日が経ちましたが、個人的な振り返りの続きを少々。


本番の演奏、まずは「ライン」について。

1楽章はG・Pの状況から考えてテンポが速くならないか心配していましたが、比較的落ち着いた感じで、それでいて停滞感もなく、入り方としては上々だったでしょうか。ダイナミクスのコントラスト、特にフォルテ3つでハイライトの1つである「N(411~)」ではビジュアル面も含めて少しもの足りなくも感じましたが、課題であった転調時の音程などは改善のあとがみられていたので、緊張感を強く感じる演奏会冒頭の中、全体的にみれば及第点の内容だったかと思いました。

2楽章は、中間部における管のメロディと弦のきざみのアンサンブルが1つの焦点でしたが、本番前のリハやゲネプロでメンバー間によるテンポの共有を高めることができたおかげで、ばらつき感はだいぶん解消されていたように感じました。

3楽章は、個人的には一番好きな楽章ですが、ヴィオラにとっては一番の難関でもありました。ヴィオラパートの戦力が限られる中、3楽章冒頭、パート内でディビジに分かれての分散和音がクラリネットのメロディを邪魔しないか、あるいはオケ全体のテンポを乱さないか、とても心配していましたが、大きな破綻まではなかったように思います。
 また、数少ないヴィオラがメロディを担当する第2主題(17~21、30~34)では、記譜されているスラーの関係でボーイングの返しによってダイナミクスの不均等なふくらみとしぼみが生じないよう苦心しました。幸い、指揮者の末廣先生は、本番時のテンポを比較的前向きに持っていってくれましたのでその点は助かりました。
 ただ、この楽章のアゴーギクはすごく揺れ動くため、本番前にもコンマスが注意喚起していたのですが、残念ながら本番で不用意な飛び出しが起きてしまったことは大変残念でしたし、大きな反省点の1つでした。

で、5楽章の序奏的な位置づけである4楽章の後、フィナーレの5楽章へ。途中、馴染みのない転調の音程がきちんとつかめるか、同じリズムが連続するか所でのテンポが前すべりしないか、がポイントだったわけですが、本番の結果は、なんとか持ちこたえたかどうか・・・、というのが正直な感想でしょうか。最終楽章にありがちですが、気持ちだけ盛り上がって内容が粗くなる、という点は否めなかったように思います。


次に後半の「運命」について。
何度やっても難しい1楽章の冒頭。
後でも触れますが、末廣先生はアインザッツの実質的なキュー出しをコンマスに委ねられたので、感覚的にはクァルテットの合わせと同じでした。大きな事故はありませんでしたが、やや安全運転になったきらいはありました。
練習の時点で繰り返し末廣先生から言われていた「音を均一」に保つという課題。残念ながらこれについては、1楽章ではなかなか癖がぬけきらないまま終わってしまったような気がします。象徴的だったのはB(168~174)の8分音符の連続音と最後の4分音符との関係。極端に言うと、「タタタタタタタタタン!(ン)タタタタタタタタタタタタン!」。やっぱり宮崎弁のままでした。

客席で聴かれていたK先生から、本番終了後「2楽章が出色の出来だった」とのおほめの言葉をいただきました。確かにこの楽章が一番末廣先生の演出による音の表現が一番できていたようには感じました。惜しむらくは、ダイナミクスによる表現が単なる音量数値的なものにとどまらず、空間の広がり、緊張感といったものまで豊かに表現できれば・・・、と感じた点でしょうか。

本番が始まるまで、今回の運命は、3楽章のチェロが一番鬼門であるように感じていました。末廣先生の指揮練で何度もつかまっていた冒頭の音程と中間部のアンサンブル。本番では何とか取り繕ったようでしたが、結局のところ、パートとしての練習不足が最後までたたった感じは残りました。

4楽章では、末廣先生から再三言われていた、ff等ダイナミクスのキープという点については、一番疲れのくる最終盤ということを考慮すれば、メンバー全員がんばったように感じられました。「ライン」と同様、どうしても最終楽章ということで盛り上がりで音が粗くなる場面はありましたが、ポイントポイントの揃えるべきところで崩れなかったことが雑な感じにまではならなかったように聞こえた要因ではないかという風に考えています。



演奏会全体を総じてみれば、相変わらずポカはありましたが、本番時の状況でできることはやれたと思います。ただ、だからこそ「もったいないな。」という気持ちも強く残りました。これについては、今回の末廣先生の指導のことも含め、また後日に綴りたいと思います。


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2010.12.01 (Wed)

定演終えて

1ヶ月もブログ更新していなかったら、いつのまにか広告が入ってました・・・。


先週日曜日、所属オケの定演が終わり、こちらの活動としては一息ついたところです。

あまりブログに費やす時間がないため、定演の振り返りは少しずつしたいと思います。


まずは個人的なコンディションのことから。

本番1か月前くらいから、両手指に汗疱ができ始め、つぶれてはまたできるの繰り返しの後、皮膚ががさがさになってしましました。

もともと汗かきなので、季節の変わり目(特に梅雨から夏)によく汗疱ができるのですが、この時期にできたのは初めてです。やっぱりストレスのせいでしょうか。

状態があまりにも良くないので、皮膚科に行って塗り薬をもらいましたが、塗ってたら直るどころか指の皮膚がかえって薄くなり、本番前としては実に最悪の状態に。絆創膏をはるわけにもいかず結構大変でした。まあ、「心頭滅却すれば火も亦た涼し」で、演奏中は思ったほど気にはなりませんでしたが。


次にお客さんのこと。

残念ながらかなり少なかったです。予想はしていたのですが。
他のイベントと重なったこと、今回のプログラムはソリストがいなかったこと、などなど、いくつか理由は考えられるのですが、いずれにしても、今回は所属オケ全体として、予想された集客減に対する危機感というか、広報・PRに対する努力がそこそこで終わってしまったことが、一番の原因であるように思います。

ただ、逆に言うと、今回来られたお客さんの多くは、本当に「クラシック音楽」を聴きに来られた人たちではなかったかと。私は一番客席に近い位置で演奏していたのですが、客席エリアからお客様が私たちとしっかり向き合い、じっと耳を傾けて聴いてくれている、そんな空気を肌で強く感じました。お客さんがそのような空間を作ってくれると、オケの集中力も高まり、今回の演奏ではプラスに働いたように思います。

やはりお客様も舞台を創り上げる「役者」の1人なんですよね。



さて、肝心の演奏についてですが、それはまた日を改めて、ぼちぼちと綴りたいと思います。



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2010.10.31 (Sun)

1・2・3

そう言えば、所属オケの定演の正式な案内をまだしてませんでした。

宮崎シティフィルハーモニー管弦楽団第15回定期演奏会

[宮崎シティフィルハーモニー管弦楽団第15回定期演奏会]

○日時:2010年11月28日(日) 開場13:30 開演14:00
○会場:宮崎市民文化ホール〔大ホール〕
○入場料:前売り一般¥1,500、大学生以下¥1,000
    (当日200円高 ただし、チラシ持参は前売り価格でチケットをお求めいただけます)

○指揮:末廣 誠
○曲目
・R.シューマン 交響曲第3番 変ホ長調 op.97「ライン」
・L.V.ベートーヴェン 交響曲第5番 ハ短調 op.67「運命」

所属オケがシューマンのシンフォニーを演奏するのは初めてになります。「ライン」の1楽章は、今NHK教育の「N響アワー」のオープニング曲に使われているので、この番組をご覧になられている方であれば、少しは馴染みのある曲でしょう。
「運命」は交響曲の中でも知名度1,2位を争う超有名曲ですが、良し悪しは別にしてテンポ、アーティキュレーションは指揮者による個性の違いが如実に表れると思います。完成度はまだまだですが、おそらく今回の「運命」はとても整然と、かつ、エネルギッシュなものになるでしょうね。


さて、少し話が変わりますが、9月にあった指揮練の中で、本番の指揮をされる末廣先生が「運命」の4楽章で3段ロケットの解説をした際、バーンスタインのヤング・ピープルズ・コンサートの話が少し出ました。

そう言えば、と思いだし、昨晩、5、6年前に録画していた「ヤング・ピープルズ・コンサート」の第10回「メロディって何?」を再び見てみました。

そうでした。バーンスタインはこのコンサートの中で、こんな興味深い解説をしています。

「普通、「メロディ」は「節(tune)」のことであり、音楽を歌の面でとらえたのが「節」である。「節」はそれ自体で完結しており、始めと終わりがきちんとある歌である。」

「だが、交響楽でいう「メロディ」は完結していない。完結していたら“展開”が不要となるからである。
“展開”とは交響楽の主要素であり、種を大木に育てることである。メロディという種には交響楽という木に展開する余地が必要である。この種になるメロディが「主題(theme)」である。」

「従って、音楽に完結した節を期待する人にとっては、「主題」はメロディらしく聞こえないのである。」

ここでバーンスタインは、ベートーヴェンの「運命」冒頭部の4つの音符や、交響曲第7番第2楽章の冒頭部のほとんど同じ音を例に挙げて、
「どちらも「節」ではないが、「メロディ」ではある。これが「主題」である。」


一方、バーンスタインは「もちろん、「節」らしい「主題」もある。」として、
チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」第1楽章の第2主題を紹介します。

「この「主題」がなぜ「節」らしく聞こえ、私たちの耳に残るのか。答えは「反復」である。主題がわずかに変化しながら反復されている。(中略)チャイコフスキーが主題を反復し組み立てた手順はいわば「1・2・3方式」であり、作曲家がよく使う手法である。」

「まず思いついた音を並べる。これが“1”」
「“2”で同じ音を少し変えて繰り返す。“1”とほとんど同じ。」
「“3”で創造の翼を広げ飛び立つ。これが1・2・3方式である。」

そして、「運命」1楽章の冒頭部、フランクの交響曲、そしてモーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」の4楽章も同様にこの1・2・3方式である、と紹介しています。


(余談ですが、1・2・3方式でつくられている部分は、音楽が1→2→3とつながっているわけですから、当然その意識を持って、エネルギーの方向を1から3に向かって演奏しないといけないのですが(速度を速めるという意味ではなく)、所属オケではこのことを認識していないまま演奏していることが多く、結果として音楽が停滞することがあるように個人的には感じています。)


さて、その後にはモティーフ(動機)の話になって、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の解説になるのですが、切りがないのでこの辺で。


バーンスタインのヤング・ピープルズ・コンサートは、「ヤング・ピープルズ」向けであるかどうかはともかく、レクチャーコンサートとしての内容はとても音楽の本質をついたすばらしいもので、もっともっとみんなに知ってもらいたいです。DVDでセット販売もされているようですね。

私自身は、いずれ所属オケのファミコンでヤング・ピープルズ・コンサートのようなレクチャーコンサートをやってみたいというのが「夢」の1つですが・・・、まあ、まだまだ当分先の話でしょうね。

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2010.10.17 (Sun)

演奏上の癖

昨日、今日の2日間、所属オケの本番指揮者による練習でした。

久しぶりに長時間楽器づけで現実と離れることができましたが、明日からは再び現実の世界です。年末まで休みがとれるだろうか・・・


それはさておき、練習を通して感じたことを1つだけ。

オケ全体の演奏上の癖というものを修正するためには、メンバー一人一人が相当の「意識づけ」を持って臨まないと到底達成できないな、ということ。

今、指揮者から指摘されている「長い音符がすぐ抜けてしまう」、という癖は、ホームグラウンドのホールの残響特性や、これまでの本番指揮者による指導の影響も少なからずあると思われるのですが、そうは言っても、やはり指揮者の求めに応じて、もう少し柔軟に対応できるスキルがまだ十分持てていないんですよね。結局は。

でも、本番指揮者が練習の中で言われた「せっかくだから、もう少し上のものをつくりたいんですよ。」の言葉は、半分は私たちへの喝でしょうが、それでもうれしかったです。もし、それに値しないオケであれば、そういうことはそもそも言われないでしょうから。

とりとめのない内容になりましたが、今日はこのへんで。

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2010.09.11 (Sat)

とりあえず指揮練の振り返り

所属オケでの1回目指揮練から1週間が経ちました。

その間、仕事に追われて追い込まれる毎日でしたが・・・。

ようやく時間ができたので、この前の指揮練を振り返ってメモを書きとどめておきたいと思います。(とは言え、この前は録音を取っていなかったので、古びた脳に残っている記憶をたどりなからですが。)


○「ライン」
・最初に全楽章をとりあえず通し。全体的にそれまで練習してきたテンポよりも結構速め。
全楽章通しの後、一発目に言われた内容は、概ね次のようなもの。
「この曲はメロディラインをいかにして聴かせるかが大事。その意味では、オケ全体の縦(の線)が合うかどうかはそれほど重要ではない。それはこの作品がロマン派だから。」

・ただ、私たちに対し、「曲の途中で音楽が停滞してしまうことが多い。」とも。
 原因としては、オケメンバーの多くが拍を共有していないため、時々探り合いが起きてしまうこと。また、特に管パートに見られる傾向として、フレーズの始まりとしてのアオフタクトの入りが遅れる傾向が挙げられるのではないかと。

・末廣先生は、時々練習を止めては私たちに考えることの大切さを投げかけてくる。「そこの音符の長さはどの程度と考えます?。」「そこのritはどういうシチュエーションを想像します?」。幾多の問いかけに対し、私たちは答えられず沈黙・・・。私たちが普段いかに考えていないかを思い知らされる。

・末廣先生曰く、「シューマンはお客のために(作品を)書いていない。自分自身のために書いている。だから、お客のためにどうこうということではなく、シューマンがこの曲でしたかったことを追求すべき。」とのこと。この言葉は非常に印象的。

・3,4楽章は指揮練以前の問題が続出。明らかに個々のレベルでの譜読み不足が原因。やはりそういう状態だと遠方から来られている先生に申し訳ない。


○「運命」
・これも最初に全楽章通し。かなり速め。演奏時間はわずか32,3分。
・何度やっても難しい1楽章の冒頭。言われたのは、「指揮者の棒に合わせるのではなく、一呼吸ためてコンマスのアインザッツに合わせるように。」とのこと。「運命」が室内楽の要領といっしょ。意外なようだが当然と言えば当然。

・4楽章では、音符の長さ、相対的なダイナミクスの区別の徹底を再三言われる。指摘を受ける前と受けた後では、オケの音に明らかな変化が。
 また、当然のことながらスコアをきちんと読むように、とも。
 スコアは演劇での「台本」にあたるもの。前々から感じていることですが、パート譜だけで演奏しているのは、台本のうち、自分の台詞の部分だけを見て演奏しているということをオケのみんなで十分認識していきたいものです。


 今回は、初顔合わせということもあり、末廣先生にも様子見のところがあったはず。来月の次回指揮練からが本当の練習のような気がしています。



 さて、明日からまた仕事。

 時々押しつぶされそうなこともあるけど、物事には必ず終わりがあるということを信じて。

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