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2009.02.16 (Mon)

拍手に関する一考察

久しぶりに本の紹介を。

拍手のルール 秘伝クラシック鑑賞術」(茂木大輔著)

「拍手のルール」

茂木大輔さんと言えば、NHK交響楽団の首席オーボエ奏者であり、指揮者としても活躍され、そして5~6年前に話題になった「オーケストラ楽器別人間学」の著者であります。私もこの本を読んで、楽器ごとの奏者の性格があまりにも面白おかしく、そして的確に(?)表現されていたのに大いに笑ったものです。

で、1年ほど前に、新たに出版された本が、この「拍手のルール」。

本の中身は、クラシックコンサートを鑑賞するにあたって知っておきたいマナー・常識や、知っておくと楽しくなる指揮者や曲に関する豆知識、などなど。サブタイトルにあるとおり、クラシックコンサート鑑賞術の解説本と言えるでしょう。メインタイトルの「拍手のルール」についても、演奏者・指揮者・そして鑑賞者としての視点から詳しく書かれています。

これまで何となくクラシック・コンサートに行ったことはあるけど、何となく聴き方がよくわからない、マナーのようなものがあるみたいだけど、どうしたら・・・、という人にお薦めです。この本を読めば、そのほとんどは解決されるでしょう。



ところで、この本でも取り上げられているのですが、クラシック音楽のコンサートに来られるお客さんにぜひ知っておいていただきたいのが、いわゆる「フライング拍手」の問題。拍手のタイミングという話です。

特に最後が静かに終わる曲の場合、音楽の余韻が響き、徐々に減衰し、やがて静寂な空間へと移ろう時間をじっくりと味わい、指揮者が棒を下ろしてから初めて夢から覚めたように拍手をする、というのがクラシックコンサートにおける極上の楽しみ方の1つでしょうし、また、それを意図してか、作曲家自身も楽譜の中でそのような指示をしている場合があります。

演奏者自身も、お客さんとともにその時間をできるだけ長く共有したいと思いつつ、演奏を終えた後も、しばらくは演奏姿勢を崩さないようにしているわけですが、残念ながら、音がなくなるや否や、それまでの雰囲気を壊してしまうような回転数の速いバチバチ拍手が来てしまうと、「あーあ・・・。」という感じになってしまいます。たとえ、その拍手が演奏への感動、演奏者への感謝、という善意の気持ちであったとしても、悲しいかな、お互い不幸な結果となることに・・・。

最後が静かに終わる曲の代表格と言えば、チャイコフキーの交響曲第6番「悲愴」。全部で4楽章あるこの曲は、3楽章が終わった後に拍手が起きやすい曲でも有名ですが(あの3楽章が華々しく終われば、知らない人は「終わった!」と思ってしまうでしょうからね・・・。)、低弦のデミュニエンド、そしてppppとなる4楽章の最後には休符のフェルマータ。あたかも死を想起させるような「永遠の無」の状態で終わります。
※ちなみに、茂木さんは、この本の中で「フライング拍手要注意曲目リスト」として、「悲愴」のほかにも、いくつかそういった曲を紹介されています。


親子いっしょに楽しむような趣旨のコンサートでは、まあ、お客さん(特にクラシックコンサートが初めてのお子様)が楽しんでもらえれば、細かいことはぬきにして・・・、と思うのですが、せめて本格的なクラシック・コンサートの時には、そのような拍手のルールの下、お客さんも出演者とともにコンサートをつくっていく参加者の1人、という風に思ってもらえると、クラシック・コンサートに対してこれまでとは違った楽しみを感じることができるかもしれません。クラシックはこれだから堅苦しいなあ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが・・・。


「たかが拍手、されど拍手」です。


テーマ : クラシック ジャンル : 音楽


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*Comment

■マナー

拍手、とは逸れますが演奏会のマナーということで私が気になる事を。

演奏中に飴の袋をガサガサと開ける音が客席に居て結構気になります(^_^;)
咳止めの為に舐めるなら、仕方ないのかなぁーと思いながらも何でわざわざソロ演奏の静かなシーン等で袋をガサガサやるかなぁ、とか思います(-.-;)
ゆひてる |  2009.02.17(火) 14:25 |  URL |  【コメント編集】

■Re: マナー

> 咳止めの為に舐めるなら、仕方ないのかなぁーと思いながらも何でわざわざソロ演奏の静かなシーン等で袋をガサガサやるかなぁ、とか思います(-.-;)
→確かにあります、あります。飴玉の包装袋やレジ袋みたいなのがこすれるみたいな音が妙に気になったりして。ただ、よくよく考えてみると、同じように袋ガサガサしている人がいても、大音量のときは気づかなくて、静かなときには聞こえてしまうからなのかもしれないんですけどね・・・うーん。
とーます |  2009.02.17(火) 23:30 |  URL |  【コメント編集】

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