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2010.03.09 (Tue)

「運命」から「歓喜」へ

久しぶりに自分の身体に余韻のようなものを感じた演奏会でした。

<Ensemble Labo.Kumamoto 第7回演奏会>
[日時]2010年3月7日(日) 開演14時30分
[会場]熊本県立劇場コンサートホール
[指揮]鈴木優人
[曲目]
・ヴェルディ 歌劇「運命の力」序曲
・ラヴェル 組曲「クープランの墓」
・ベートーヴェン 交響曲第5番 ハ短調 op.67


ラヴェルは降り番でしたので、ヴェルディとベートーヴェンについての個人的感想を。

「運命の力」ですが、かなりの速いテンポだったにもかかわらず、あまりばらけることもなく最後まで突っ切ったという感じでした。オペラの序曲は、映画の予告編みたいに各場面の要所要所の音楽をメドレーのようにつなげていますので、その場面ごとの雰囲気をきちんとつくっていかないと聴いている人にとって退屈なものになってしまいます。練習の時、指揮者の鈴木さんがそのことに関して各場面がどういうものかを熱心に語っていたのを思い出しながら弾いていました。


メインの「運命」ですが、何度やっても冒頭の入りは緊張します。今回、ちょうど指揮者がふりかぶろうとした直前に、客席からこどもの声が響き、そちらに意識がとられかけたのですが、集中していたおかげで何とかコンマスのアインザッツにつけることができました。

「運命」の冒頭のような部分は、現実問題として、指揮者の棒よりもコンマスの合図に合わせられるかどうかにかかっています。その点において、今回もゲストコンマスとして参加されている原田さんの存在感が際だっていました。「運命」冒頭の頭にある8分休符を始め、ポイントとなる入りの拍をきちんと体の動作で明確に出されているので、弦セクションが乱れることはほとんどなかったように思います。経験豊富なコンマスの方ほど、その動作が過大にならず、必要最小限の動きできちんと示されてますし、また、(結果としてなのかもしれませんが)自らフライングすることもないんですよね。

今回は2ndVnパートの充実ぶりも感じました。1人1人がしっかり責任感を持って楽器を鳴らそうとされているので、それらが1つに集まった時の2Vnの迫力はかなりのものでした。これだけ鳴らせれば、対抗配置でされた方が・・・、との気持ちにさせてくれるような、そんな感じでした。

もちろん、Vc、Cbは言わずもがな、でして、3楽章の中間部に登場する「象のダンス」では、よくVc、Cbが揃っていないためにその動きが聞き取れないことが多いのですが、今回、これが気持ちのいいくらいにクリアに聞こえてきたのには感動しました。

この「運命」の1楽章では、「運命」のモティーフを弦の各パートで次々と受け渡しする場面が多く出てくるので、今回のように他のパートが正確なテンポとリズムでしっかりと聞こえてくると、Vaも安心してそのつなぎに入ることができます。(逆に、どこかのパートがきちんとモティーフを明確に発音しないと、とたんにぼろぼろと崩れる可能性のある曲でもあるのですが・・・。)

この日の「運命」で1つだけ気になったのは、4楽章の再現部が、冒頭部分よりも若干テンションが落ちたように感じたことでしょうか。さすがに前半の繰り返しもしたうえ、でしたので、再現部の時点では全体的に少々疲労感があったのは否めなかったでしょうか。それだけ1~3楽章までの集中力がすさまじかったことの裏返しでもあったかもしれないのですが。それにしても「運命」、やはり「歓喜」のゴールまでは本当に長い道のりですね・・・。


振り返ってみれば、今回も「運命」のいい勉強をさせてもらいました。本当に感謝です。

テーマ : オーケストラ ジャンル : 音楽


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21:47  |  オーケストラ  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

*Comment

■お世話になりました

毎回ご出演ありがとうございます。今回も本当にお世話になりました。

4楽章再現部、確かに疲れ果ててました。絞り出せるものは、前半の繰り返しに使ってましたし(汗)まだまだ甘いです。

それでも個人的にはとても満足のいく演奏会でしたが、改めて「運命」の難しさを痛感した演奏会でもありました。リベンジではないですが、またいつかトライしたい曲ですね。

その節は、というか、また今後ともよろしくお願いします。
中川 |  2010.03.11(木) 10:21 |  URL |  【コメント編集】

■Re: お世話になりました

> 毎回ご出演ありがとうございます。今回も本当にお世話になりました。
→こちらこそお世話になりました。毎回楽しみにしています。

> 4楽章再現部、確かに疲れ果ててました。絞り出せるものは、前半の繰り返しに使ってましたし(汗)まだまだ甘いです。
→個人的には、3楽章まではそう長く感じなかったのですが、4楽章の途中からゴールを意識し始めたとたんに長さを感じてしまいました。ちょうどフルマラソンを走っていて30km過ぎてから足にきたような感じでしょうか(フルマラソンは1回しか走ったことがありませんが)。まだまだ青いですね。


> それでも個人的にはとても満足のいく演奏会でしたが、改めて「運命」の難しさを痛感した演奏会でもありました。
→アマオケにとっては結構演奏する機会があるので、ややもすると「たかが「運命」」的な風潮がなきにしもあらずですが、やっぱり「されど「運命」」なんでしょうね。


> その節は、というか、また今後ともよろしくお願いします。
→こちらこそよろしくお願いします。
私に限らず、ラボのみなさんはトラの方に対していつも暖かく接してくれているように感じています。このこともオケとしての一体感を生んでいる要因になっているような気がしています。

と-ます |  2010.03.11(木) 23:51 |  URL |  【コメント編集】

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