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2010.01.25 (Mon)

クァルテットと作曲家・作品との相性

先週、NHK-BShiでクァルテット演奏会の放送が3つあり、休みの日に1人鑑賞会をしました。

<クァルテット・エクセルシオ室内楽コンサート>
[収録]2009年11月9日 東京文化会館 小ホール
[曲目]
・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 イ長調 op.18-5
・ベートーヴェン:大フーガ 変ロ長調 op133
・ボッケリーニ:弦楽四重奏曲 ハ長調 op.2-6から 第1楽章

エクセルシオは、宮崎でも去年までの3年間、毎年コンサートを開催されていたので、ある種の親近感があります。何度か聴いた彼らの演奏の中では、3年前に東京文化会館で聴いたバルトークが最も記憶に残っています。

さて、収録された演奏ですが、どうも彼らにとってベートーヴェンは相性が悪いのか、近現代作品での演奏で見せるダイナミックさが(少なくとも映像からは)感じられず、聴いていて何となく心配そうな感じに聞こえてしまいます。ベートーヴェンの前期作品で見られる各パートのからみ合いのアンサンブルなどは、相変わらず「さすが」の一言なのですが、時折、4人の音がブレンドしないままぶつかっては散っていく、そんな瞬間がいくつかあったのが気になりました。ホール音響の問題だったのでしょうか。

それにしても、「大フーガ」を聴いて毎回思いますが、なぜこれほどまでにこの曲は聴く側に忍耐を強いるのでしょうか・・・。



<パノハ弦楽四重奏団 演奏会>
[収録]2009年12月5日 トッパンホール
[曲目]
・フィビヒ:弦楽四重奏曲 ト長調 op.8-2
・ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 ヘ長調 op.96「アメリカ」

スメタナ弦楽四重奏団の後継と言われて久しいこのパノハ弦楽四重奏団。デビューが1968年で、メンバーは1971年に2ndヴァイオリンが交代しただけのようですので、同じメンバーで約40年も活動していることになります。

フィビヒは19世紀後半に活躍したチェコの作曲家ですが、同じ時期にドヴォルザーク、スメタナ、そしてヤナーチェクがいたために、その影に隠れてしまってほとんど知られていません。若い頃にドイツで勉強をしていたせいか、ドイツ・ロマン派の影響を受けているようです。収録で演奏された弦楽四重奏曲は20代の頃の作品で、1楽章は、細かい動きが多いけどあまりうまく響いてくれない感じ、という点でメンデルスゾーンっぽい印象を受けました。2楽章の甘いメロディ、3、4楽章はリズミカルで民族色豊かな曲調はなかなかいいです。ちょっと弾いてみたい気がしました。

メンバーの年齢は知らないのですが、少なくとも60歳は超えているでしょうか。身体の衰えからくる音程の不安定さ、指のまめらなさはプロと言えども誰もが迎えるもので、収録された演奏でもそれは例外ではなく、聴いていて耳に障る部分は結構あったのですが、甘渋な音は不思議と引きつけられるものを感じました。年数を経て円熟した4人のアンサンブルは味わい深いもので、純粋に音楽を聴いているというよりは、そこで繰り広げられる4人の演技を楽しむ、私にとってはそういった感覚でした。


<パシフィカ・クァルテット演奏会>
[収録]2008年6月13日 武蔵野市民文化会館 小ホール
[曲目]
・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 ヘ長調 op.59-1「ラズモフスキー第1番」
・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 変ロ長調 op.130から 第5楽章

確実に世界で5本の指に入るでしょう。すばらしいの一言です。
惜しむらくは、1vnのハイポジションの音程が若干上がりきっていない傾向があったことと、1vn以外の各パートの音がパワフルすぎて、1vn(女性)とのバランスが少しどうだったか・・・。(それにしても2vn・va・vcの3人はみんな大きい!。特にヴィオラの男性、190cm以上あるのでは・・・。)

あと、おそらくアンコールとして演奏されたカバティーナの最後のフェルマータが(お客さんの拍手が早く出てしまって)短かくなったのは残念。アルバン・ベルクQのライブCDの影響でしょうか、この曲の最後のフェルマータは永遠の余韻を楽しむためにあるものと個人的には思うのですが・・・。

あと、これも演奏には全然関係ない話ですが、1vnの女性の演奏している顔がどうしても「ニルスの不思議な旅」に出てくるハムスターのキャロットに見えてしまった・・・。

テーマ : 室内楽 ジャンル : 音楽


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