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2009.12.30 (Wed)

楽器もいろいろ、弓もいろいろ。

以前ブログで取り上げようと思ってそのままになっていた話がありました。

もう2ヶ月前の話になりますが、東京に行っていたときにたまたま開催されていた全国弦楽器フェアのことです。

この弦楽器フェアは、国内及び海外の弦楽器取扱業者や工房などが3日間にわたって東京の武道館近くにある科学技術館にて多数の弦楽器を展示しているものでした。入場料1,000円を払えば、展示されている楽器を自由に試奏できるとあって、あちこちで来場者が思い思いに試奏していました。多くのメーカーが一同に集まっていろんな楽器を試奏できるというのは本当に貴重な機会です。

さて、まず何を見ようか・・・、と会場を歩いていたところ、いきなり熊本の北澤さんと偶然お会いしてびっくり。北澤さん自身は自作の弦楽器を展示していたわけではなかったようですが、クレモナでの修業時代にいっしょだったイタリアの工房仲間が来日しており、その仲間に愛に北澤さんもこのフェアを訪れていた、とのことでした。


さて、私がこのフェアを訪れた目的は、次の3つ。

①購入を検討していた量産タイプのチェロで、私自身が把握しているもの以外にいいものがないかどうか。
②量産タイプのヴィオラにはどのようなものがあって、その実力がどの程度のものか。(時々、初心者の方から相談を受けることがあるため。)
③以前から気になっていた「Archet(アルシェ)」の弓がどんなものか試奏してみたい。

①については、この前少し触れましたのでここでは省略。

②ですが、まずEASTMANの最近登場したAntique Finish 500シリーズ。VA501とVA502の試奏をさせていただきました。
最初にVA501を試奏してみましたが、やや軽めの音で音の抜けはまあまあ、広い会場でそこそこの感じでした。その後、VA502を試奏してみると、明らかにこちらの方が音の豊かさがあり、楽器としていい鳴り方をしていたように感じました。いただいたチラシで価格を見てみると、VA501が157,500円、VA502が210,000円。よく見るとVA503というのもあるみたいで、こちらは441,000円。残念ながらこちらは展示されていませんでしたので試奏できませんでしたが、この500シリーズには好印象を持ちました。

なお、同じEASTMANで、VA80といういわゆる入門用として売り出されているものもあり、参考までにこちらも試奏させてもらいましたが、さすがにこちらは・・・、という感じでした。ちなみにこちらの価格は単体で63,000円。弓、ケースも合わせたセット価格だと89,250円。

昔、私が学生時代に、同じ大学の音楽科の生徒が副科で所有していたのは国産のSUZUKIやドイツのKarl Höfnerぐらいでしたが、その当時のものは、恐らく価格的にはVA502で、質的にはVA80程度のようなだったような気がします。いやあ、各段の進歩ですね。


それから、Fiumebiancaの新シリーズのものも試奏させてもらいました(型番は忘れましたが・・・)。私の学生当時も、Fiumebiancaのヴィオラはありましたが、音の特徴として明るく新しさが感じられる反面、深みはなく、ややもすると薄っぺらく感じたような記憶があります。その当時の記憶と比べると、今回試奏させてもらった楽器は、相変わらず音の深みという点では物足りなさはあるものの、音が洗練された感じがしました。ちなみに価格ですが、いただいたパンフレットに掲載されていませんでしたので、うろ覚えですが、確か20万円を切っていたかと思います。


後は、YAMAHAのコーナーで「Braviol」シリーズのVA7SGJ(147,000円)というものも弾くことができました。価格の割には音がそこそこ出るような感じで、パンフレットには「はじめての人でも鳴らしやすく」というキャッチフレーズの文句がありましたが、確かにそういった部分はあると思いました。ただ、音色の質はヴィオラというよりはヴァイオリンの感じが強く、また、楽器自体が鳴って音が遠くまで飛んでくれるか、というとどうだったでしょうか・・・。それを考えるとやはり値段相応でしょうか、悪くはありませんでしたが。この「Braviol」シリーズのヴィオラはこの1種類しかないみたいで、もう1つグレードの高いものが用意されているといいのだが、とは思いました。


最後に③ですが、「Archet」の弓を取り扱っている業者が出展されていたので、幸運にもその中のいくつかを試奏することができました。

私が特に関心があったのは「Archet」のHighgrade・Professionalシリーズの中のSartoryモデル。
というのも、以前、何かの機会にSartory(若しくはSartoryモデル?)の弓をちょっと借りて弾かせてもらったことがあったのですが、その抜群の操作性と軽さに驚いた記憶があります(金額にも驚きましたが・・・。)

で、今回、試奏させてもらったのは、「SA Trad-G」。実際弾いてみたところ、思ったよりも腰が強く、硬い印象でした。発音はそこそこいいように思いましたが、操作性となると、期待していた程の反応を得られることはできませんでした。現在、私は同じ価格帯のG・knollを使用していますが、両者のうちどちらかを選べと言われれば、現時点では弦をしっかり捕らえることのできるG・knollを選ぶでしょうか。(ただし、knollは最初のうちはとてもいいのですが、使用に伴って弓のへたれ具合が著しく、操作性が落ちてくるのが難点ですが。)

なお、同じSartory仕様のものでも「pro」と「solo」という上位モデルがあるようですが、残念ながらこれは今回試奏することができませんでした。値段相応ということであれば、これらはかなり私の拙い技術を助けてくれそうな感じがしますが・・・、実際のところはどうなのでしょうか。



そう言えば、弓の材料となるフェルナンブーコが最近手に入りにくくなっているという話を関係業者から聞いたことがあります。一方、カーボン製の弓はこの10年で飛躍的な進歩を遂げています。価格のことも考えれば、そう遠くない日にカーボン弓が主流になるのは間違いなさそうです。


結局、会場には3時間ほどいましたが、あっという間でした。弦楽器愛好家にとっては時間を忘れさせる空間でしたね。

テーマ : ヴィオラ ジャンル : 音楽


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