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2008.12.31 (Wed)

ヴィオラの調子が・・・

うーん、ヴィオラの調子があまりよくありません。

実は12/27のコンサートリハ時にも気になっていたのですが、どうも弾いていると時々小さな異音がします。金属音のような感じもするので最初アジャスターかあご当ての留め具がゆるんでいるのかないかと思って確認したのですが、それではありませんでした。

関係があるかどうか分からないのですが、以前から気になっていることとして、楽器を左肩に乗せてあごで挟んだ時、圧迫されたあご当てがテール・ピースにわずかながら接触している可能性があるようです。そろそろ弓の毛替えもしてもらわないといけませんので、来月にでも弦楽器工房に楽器を診てもらおうと思っています。

私のヴィオラは2003年イタリア生まれ。今年で5歳になりますので、一度総点検してもらう時期なのかもしれませんね。


何はともあれ、今年も残すところ後1日。来年もいい年でありますように。

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2008.12.28 (Sun)

今年最後の本番

昨日はこの前お知らせしたウィンターチャリティコンサートの本番でした。
<第20回特別記念ウィンターチャリティコンサート>
○日時:平成20年12月27日(土)17:30開場 18:00開演
○会場:宮崎市民プラザ オルブライトホール
[演奏した曲]
・Another Sky(葉加瀬太郎)
・ジュ・トゥ・ヴー(E・サティ)
・枯葉(J・コズマ)
・ソーラン節(北海道民謡)

4人での練習時間が不足していた感は否めませんでしたが、本番ではホールの響きにも助けられて、全体的には及第点だったでしょうか。まあ、力みのためか音が雑になった部分があったり、ワープ事件があったりしましたが、4人の集中力が前回のミュージアムコンサートよりはあったように思いますし、4人のイメージが1つに集まる瞬間が(部分的はありますが)出来たことが収穫でした。


年が明けてから1月中旬まではいくつかのオケ・アンサンブルで出演する演奏会の練習が続きます。消化不良にならないよう、年末年始休暇の間にこれらの楽譜とのにらめっこが続きそうです。


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2008.12.27 (Sat)

一期一会

話がちょっと前に戻りますが、12/23に2つの演奏会の練習がありました。

まずは、その2つの演奏会の紹介を。

<新春ファミリーコンサート>
○日時:平成21年1月12日(月・祝) 開場13:30 開演14:00
○会場:宮崎市民文化ホール大ホール
○プログラム
[第1部]ウィーンの風にのせて
・皇帝円舞曲(J・シュトラウスⅡ)
・ポルカ「憂いもなく」(ヨーゼフ・シュトラウス)
・ポルカ「風車」(ヨーゼフ・シュトラウス)
・ワルツ「金と銀」(レハール) 、他
※ゲスト出演:藤木大地(テノール)
[第2部]“はんぴどん”とオーケストラ-宮崎のおもしろ話-
「よだきごろ半ぴの夢」、「亀と坊さん」他、
※出演:ふるさと劇団はんぴどん主宰:寺原重次(語り部)

<日高由美子ザルツブルク帰国記念リサイタル>
○日時:2009年2月3日(火) 開場18:30 開演19:00
○会場:メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場) 演劇ホール
○プログラム
・クラリネットとピアノの為の序奏とロンド(CH.M.ヴィドール)
・クラリネットのための「螺旋状の視界」(三善晃)
・ケーゲルシュタットトリオKV498(W.A.モーツァルト)
・クラリネットとヴィオラの為の協奏曲op.88(M.ブルッフ)、他

2つの演奏会ともアンサンブル宮崎という臨時編成オケのメンバーでの出演です。また、後者は、ブルッフのドッペルコンチェルトop.88のみ出演します。

この日、最初の2時間半ほど新春ファミリーコンサートの曲をひととおり練習した後、ブルッフop.88の練習。元々この曲はオーケストラ編成の曲なのですが、今回は弦楽合奏版に編曲されたもので演奏します。

いただいたスコア譜を見ると、オケ編成の曲を何とか弦楽合奏編成に収めたという感じで、編曲者の方は大変だったでしょうね。ヴィオラは1プルト2人しかいないのですが、所々divになるため、その箇所は事実上ソロ状態です。で、曲の途中の休みがほとんどありません。速いピツィカートもあって結構忙しい・・・。出席したメンバーのほとんどが初見状態でしたので練習はメロメロでしたが、曲の構造はそう複雑ではないので何とか全体像の把握はできました。

なお、この日の練習にヴィオラ・ソリストの方は来られていませんでしたが、次回の練習からは参加されるようで、同じヴィオラを演奏する者として楽しみです。2人のソリストが揃えば、全体の響きも充実したものになることでしょう。


ところで、ドイツ・ロマン派の作曲家であるブルッフは、同じヴィオラとクラリネットのための「8つの小品」op.83という室内楽の作品を残しています。数年前、私は知り合いのクラリネット奏者から「こういう曲があるからいっしょにやろうよ」と誘われたので、早速op.83の楽譜とCDを購入したところ、そのCDに一緒に録音されていたのが今回演奏するop.88でした。このとき初めてこのop.88の存在を知ったのですが、聴いてみると、しぶいながらもなかなか味のある曲で、機会があればオケでもやってみたいと思っていました。

「一期一会」という言葉がありますが、作品に取り組むとき「この作品を演奏するのは、これが私の演奏人生の中で最後になるかもしれない。」、よくそのことを考えます。このop.88を演奏するのも、もしかすると一生に一度なのかもしれません。そう思うと、「幸運にも出会えたこの貴重な機会、大切にしたいな。」と思う次第です。

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2008.12.25 (Thu)

サンタクロースと言えば

たまにはちょっと音楽から離れた話題を。

今日はクリスマス。今朝、サンタクロースが枕元に置いたプレゼントを見て喜んだこどもたちもたくさんいたことでしょう。

サンタクロースと言えば、私は小学校3年くらいまでかな、ちゃんと信じてたのは。でも他の人とちょっと違ったのは、サンタクロースはウルトラの父だ、って思いこんでいたこと。

私の小さかった時はウルトラマンAやウルトラマンタロウ全盛の頃。確か幼稚園くらいの時にテレビで見た第○話の時に、ウルトラの父がサンタクロースになって登場するシーンがあったはずなんですよね。記憶が曖昧ですが・・・。

で、それ以来、「サンタクロースはね、実はウルトラの父なんだよ!」って近所のおばさんたちに自慢げに言いふらしてました。

最近、そのことをある飲み会の席で話したら、大爆笑されました。当たり前か。


ところで、今年のクリスマス、我が家にもちゃんとサンタさんが来てくれてクリスマスプレゼントをいただきました。今年はウレタン底の靴。クッションがすごく良くて羽が生えたような感じ。歩く足どりも自然と軽やかになります。


サンタさん、今年もありがとう。気をつけてフィンランドまで帰ってね。


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2008.12.22 (Mon)

難曲が喜びに変わるとき

昨日は所属オケの今年最後の練習でした。

年の瀬ということもあってか、練習出席者、特に弦セクションが少なくてちょっと寂しい状況でした。定演が終わって次の練習への移ったばかりの時期はどうしてもこんな感じになってしまいます。みなさん他の団体との掛け持ちや仕事、家庭があるのでしょうがない部分もありますけどね。


前回の練習に引き続き、6/6ファミコンで演奏する曲の練習です。今日は前回楽譜の準備が間に合わなかった残り2曲の初めての音出し。

最初にロッシーニの「どろぼうかささぎ」序曲。ジュニア・オーケストラに所属していた高校1年の頃、1vnで弾いたことがあり、スネアがすごく印象に残っています。また、所属オケにとってロッシーニの作品は 6年前のファミコンでやった「セビリアの理髪師」序曲以来。この「セビリアの理髪師」、それに今回の「どろぼうかささぎ」もそうですが、ヴィオラは1vnと一緒にメロディを弾いたりするなど、 結構おいしい箇所があります。

1回通した後、ハーモニーのチェックを中心に、途中止めながらの練習。その合間をぬって弦の各トップはボーイングの検討。ジュニア・オケ時代に1vnで弾いたときはそう思わなかったのですが、1vnは速いパッセージが弾きにくそうでした。そう言えば、ジュニア・オケの頃はあまりアーティキュレーションを考えずに、ただ弾きやすいボーイングでやってたような気が・・・。スラーとかも平気で切っていたような記憶があります。ロッシーニさん、ごめんなさい。


休憩をとった後、今度はいよいよファリャの「三角帽子」。今回のファミコンプロの中で一番苦労しそうな曲です。私もこの曲はまだやったことがなく、この日が初見でした。

ファリャと言えば、昨年のファミコンでも「魔法使いの弟子」を演奏したのですが、本当にファリャの作品はオーケストレーションがすばらしいです。パート譜を眺めているだけでは分からないのですが、スコアを見ながらこの曲を聴くと、オーケストラの楽器の使い方がほんとにうまいなー、と感服します。オーケストレーションのうまい作曲家と言えばリムスキー=コルサコフやラヴェルが有名ですが、ファリャも決して負けていないでしょう。

当初、「三角帽子」の抜粋演奏は、「粉屋の踊り」と「終幕の踊り」の2曲の予定でしたが、購入した楽譜が組曲版(第2組曲)の楽譜だったので、演奏時間の兼ね合いもあって、1曲目にある「隣人の踊り」も追加でやってみることに。いざ、練習に入ると、予想どおり、通し練習なのに入りやテンポを間違えるパートが続出し、止まること数回。特に3曲目の「終幕の踊り」は弦・管ともにすごい音を出しながらやっとこさ弾き終えたという感じでした。いやー、大変になりそうです、これは。

で、とりあえず3曲とも通した後、終幕の踊りを返して、じっくり、ゆっくり譜読み。調性もそうですが、テンポや拍子が頻繁に変わるので、この日は楽譜にしがみつきながらの状態。ですが、何回も繰り返して練習していくうちに、とりあえず右手の方はついていけるようになりました。が、左手は・・・、まだまだこれからです。



でも、こういう難しい曲になればなるほど、弾けた時の達成感は大きいもの。練習は泣きそうなくらい大変になるでしょうが、何とかこれを本番で大きな喜びに変えたいものです。


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2008.12.19 (Fri)

大事な4人でのクァルテット練習

以前、このブログでもふれましたが、12/27に「ウィンターチャリティコンサート」というイベントに出演します。1vnのossyが仕事の関係でお世話になっている方からの依頼があり、それで出演させていただくことになりました。

ちょっとコンサートの紹介を。

<第20回特別記念ウィンターチャリティコンサート>
○日時:平成20年12月27日(土)17:30開場 18:00開演
○会場:宮崎市民プラザ オルブライトホール
コンサートは2部構成で、第1部はアコースティック系音楽コンサート。私たちのクァルテットのほか、宮崎大学室内楽合奏団、サキソフォーンデュオ、そしてこのブログでも紹介したミールの稲田夫妻も出演されます。第2部は一転してストリートダンス、和太鼓など華やかな内容。


昨日はクァルテットの練習があり、このコンサートで演奏する次の4曲の練習をしました。
・Another Sky(葉加瀬太郎)
・ジュ・トゥ・ヴー(E・サティ)
・枯葉(J・コズマ)
・ソーラン節(北海道民謡)

ソーラン節は私たちにとってのスタンダード・ナンバー。知る人ぞ知る幸松肇さんの名アレンジ作品で、もう数え切れないくらいの演奏をしています。また、「ジュ・トゥ・ヴー」と「枯葉」は先月のミュージアム・コンサートでしたばかりで何度か練習済。よって、まだ1回しか練習したことがなく、今度のコンサートが初演となる「Another Sky」をまずは重点的に練習することに。


始めに通した後、スコアを見ながら和音の確認作業。その後、ゆっくりのテンポで和声進行の確認。ある程度4人のハーモニーが整った段階で、今度はデュナーミクのコントラストをつける作業。それからユニゾン部分のボーイングとアーティキュレーションの検討、統一。最後に再び通して復習。最初の通しでは「これ、12/27にできるかな・・・」という状態でしたが、復習の段階では何とか曲としてのまとまりが出てくるまでになりました。

次に「ジュ・トゥ・ヴー」。今回、原曲の歌詞をふまえ、冒頭にあるVa→1Vn&Vaにあるメロディのフレージングを再チェック。その後、1回通して特に問題がなかったので終了。なお、今回演奏時間に制限があるため、一部をカットすることに。

今度は「枯葉」。まず1回通した後、前回のミュージアムコンサートでうまくいかなかったアゴーギク、デュナーミクの変化の程度を確認し、4人で共有する作業。ちょっと今回はテンポ速めに演奏することになりそうですが、まあ、それはそれでいい感じだったのでそのままいくことに。

最後に「ソーラン節」。これは1回通した後、2ヶ所ほどチェックして終了。


練習終了後、今後のスケジュールの調整をしたのですが、実は今回、大きな問題を抱えています。それは12/27の本番までに4人の練習がとれないこと。「Another Sky」の実質的な練習は1回しかしておらず、残る3曲も何度か練習済とは言え不安がないわけではないので、協議の結果、2Vn、Va、Vcでの練習を1回、1Vn、Va、Vcでの練習を1回それぞれやり、3人で解決できる箇所の練習をすることに。

今までこのような事態はなかったのですが、4人それぞれが別々の仕事を持っており、プロのクァルテット団体としてやっているわけではないので、残念ながらクァルテットの練習ばかりを優先するわけにもいきません。悩ましい部分ですが、しょうがない、と割り切って、後は本番当日にとれる1時間ほどのリハでしっかり修正・確認し、本番に臨みたいと思います。



余談ですが・・・、
「Another Sky」はご存じのとおりANAのテーマソング。私もこの曲を演奏していると、自然とANAの機内に乗っている時のことを思い出します。私たちの演奏で、聴いているお客さんが飛行機に乗っている気持ちになれるとうれしいですね。

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2008.12.17 (Wed)

クァルテットの教科書

気がつけばブログを始めて1ヶ月が経過。

まだまだ書きたいことは山ほどありますが、無理のないペースでぼつぼつ書いていこうと思います。
今日はちょっと本のご紹介を。

~「クァルテットの教科書」(ハーター・ノートン著、阿部卓也・大橋咲子訳)~

クァルテットの教科書


文字どおり、弦楽四重奏に携わる者にとってバイブルのような存在の本(と思っています)。
原題は「The Art of String Quartet Playing」(直訳すると「弦楽四重奏演奏の技法」でしょうか?)。

これまでも、「クァルテットの技法―グァルネリ弦楽四重奏団と語る(デヴィッド・ブルーム著)」、「クァルテットのすべて(長谷川武久・武藤英明共編)」、「弦楽四重奏の演奏法(ホルスト・ハイデン著)」など、弦楽四重奏に関する本をいくつか読み、それぞれそれなりに勉強になった部分もありましたが、本全体を通して、体系的に弦楽四重奏の演奏技術を勉強するうえで一番参考になったのは、この「クァルテットの教科書」だったように思います。


この本の解説の中心となっているのは、弦楽器そのものの演奏技術ではなく、「弦楽四重奏」という共同作業を行ううえで必要となる技術・技法です。ありがちな観念的な話だけではなく、実際の弦楽四重奏曲(ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ラヴェルなど)の作品事例をたくさん用いながら、演奏上のポイントを具体的に説明しています。

特に、私にとって勉強になったのは、強弱のコントラストにおける「間」のとり方。今年9月に自分たちのクァルテットの演奏会を開催したのですが、その中で演奏したハイドンのop.76-5「ラルゴ」の4楽章やアンコールで弾いたop.76-3「皇帝」2楽章の中で、この本に書かれていたことを実践し、期待以上の効果を挙げることができました。

ほかにも、「リハーサル」、「テンポ」、「フレージング」、「強弱法」、「色彩とテクスチュア(質感)」といった項目についてそれぞれ細かく解説されています。時々この本を読み返しては、「ああ、まだまだ実践できていないなあ。・・・」と反省。

弦楽四重奏のみならず、アンサンブルをするうえでのエッセンスが詰まっているこの本。合奏に携わる人たちにはぜひお薦めしたい1冊です。


ただ、残念ながら現在は絶版になっており、以前、出版元の春秋社にも問い合わせてみたのですが、再版の予定もない、とのこと。ネットで売っていないかなー、って検索してみると、Amazon.co.jpで中古本1冊が8,236円で販売されていました(元値の3倍近くだ・・・)。



なぜか、ほんとにいい本はすぐ絶版になるんですよね・・・。

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2008.12.14 (Sun)

ファミリーコンサート初練習

今日は所属オケの練習があり、新たな曲の練習が始まりました。。

次の本番は来年6/6(土)の第11回ファミリーコンサート。プログラムも次のとおり決まりました。

[宮崎シティフィルハーモニー管弦楽団第11回ファミリーコンサート]
<プログラム>
○ロッシーニ 「どろぼうかささぎ」序曲
○ファリャ 「三角帽子」より粉屋の踊り、終幕の踊り
○久石譲 オーケストラストーリーズ「となりのトトロ」
○外山雄三 管弦楽のためのラプソディ

ここ数年、ファミリーコンサートでは、特定のパートの楽器を中心に取り上げ、コンサートの中にその楽器を紹介するコーナーを設けています。で、今回は打楽器を取り上げることが決まったことに伴い、プログラムも打楽器が華やかに活躍する曲で固められました。今度のファミコンは大変にぎやかになりそうです。


今日の練習では、プログラム曲の4曲のうち、楽譜の準備のできた「となりのトトロ」と「管弦楽のためのラプソディ」の初音だし。

まず「となりのトトロ」。アニメ「となりのトトロ」で使用された曲のメロディを作曲者自身がナレーション付きの8つの組曲に編曲したものです。初見でしたので、みんな楽譜に食らいつきながら弾くのに必死でしたが、本番での演奏を聴いたときのお客さん、特にこどもたちの反応がすごく楽しみになるような、そんな曲でした。

ひととおり曲を通したのですが、レベル的には決して易しいものではなく、これから道険し、といったところ。結構転調が頻繁に出てくるのでその音程どりも大変ですし、各パート間のバランスどりも難しいですが、一番大変になりそう、と個人的に思っているのは、既に存在する「トトロ」の世界を演奏できちんと表現できるか、という点。これから1,2ヶ月間、個人練習は当然ですが、まずは「トトロ」のイメージをオケのメンバーで共有していけるよう、そのための勉強が必要になってきそうです。


次に「管弦楽のためのラプソディ」。1960年、NHK交響楽団が海外公演に行ったときに演奏され、大好評を博した曲として有名です。「ソーラン節」、「炭坑節」、「八木節」などの日本民謡のフレーズがたくさん登場します。音だしの最中、中学生の頃に参加した九州のジュニア・ユースオーケストラフェスティバルで、2vnでこの曲を演奏した時のことを思い出していました。

音だし後、指揮者のK先生もおっしゃってましたが、「ああ、やっぱり日本人だなあ」とつくづく実感しました。やっぱりこの手のリズムは日本人の体に染みついているんでしょうね。(それにしてもホルンのハイトーン、大変そうだな・・・。)

どうしてもヨーロッパの作曲家に偏ってしまうことの多いクラシックの演奏会ですが、こういった日本人によるすばらしい作品があることも、ファミコンのお客様には知ってほしいですね。


来週日曜はいよいよ今年最後のオケ練です。あ、その前にクァルテットの練習があるか。そちらの練習を先にしないと・・・。

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2008.12.13 (Sat)

今日はトラ出演をお願いされているオーケストラの練習参加のため、熊本へ行く予定だったのですが、急遽事情が変わったため、練習参加を取りやめて1日家にいることに。(このオーケストラのことはまた後日書きたいと思います。)

で、家のことをひととおり済ませた後、数日ぶりに楽器ケースを開けると、予備の弦がなくなっていたことに気づき、ネット通販のサイトでヴィオラとヴァイオリンの弦を注文。


弦楽器演奏者にとっては切実な問題なんですが、ほんとに最近弦の価格が高いんですよね。基本的に弦の太さが太くなるほど高くなるので、ヴィオラの弦はヴァイオリンよりも2,3割高額になります。数本購入するとすぐ1万円超えに(でも、そんなこと言うと、チェロやコントラバスの人はもっと大変なんですけどね。)。大手メーカーのPirastro社などは、ここ数年で2回か3回値上げし、10年前の2倍近い値段になっているような気がしていますが、気のせいかな・・・。

そんなわけで、弦をできるだけ安く購入するため、現在は専らネットで弦を購入しています。私の知る範囲では、店頭販売だと安くても15~20%offくらいですが、ネット通販は30%off前後が相場のようです。私が購入しているサイトでも、ほとんどの弦が30%offで、種類によっては35~40%offしています。このサイトのメリットは、購入代金の一部(だいたい10%)をポイントとしてもらえ、それを次回以降の購入の際、1ポイント=1円として使用できるので、その分お得になっています。ただ、通販なのでどうしても送料がかかっていまいますが、それは地方在住者の宿命なのでしょうがいないですね。それと、ネット通販の場合、品質に問題のある弦が届くこともある、という話を知人から聞いたことがあります。本当は、店頭で自分の目で確認したうえで購入するのが一番なんですけどね。


弦のことをあまりご存じない方のためにざっと説明すると、弦楽器の弦の種類は、弦の芯の素材によって①ガット弦(羊の腸を繊維状にして寄り合わせたもの)、②スチール弦、③ナイロン弦の3種類に大別されます。

ガットが一番音色豊かな弦ですが、弦を楽器に張ってから安定するまでに時間がかかるうえ、気温、湿度の変化に弱く、よく切れます(私も何度泣いたことか・・・)。スチールは安定性がありますが、きんきんした音で音色の豊かさには乏しいところがあります。で、現在は、ガットに音色が近く、安定性も高くなったナイロン弦が一番よく使われていますが、そのナイロンにも各メーカーでいくつもの新素材が開発されてきており、「ナイロン」という言葉で一括りできなくなっているところもあります。


ちなみに、私が現在使用しているのは、A線からC線までの4本すべてPirastro社のObligato。

oblgato

新素材のナイロン弦で、値段は高めですが、ガット弦のolivに一番近い音色のように感じています。まあ、個人の感想に過ぎませんし、楽器との相性もあるので一概には言えないですが。


今のヴィオラを使用し始めた頃は、ガット弦olivが出す豊かな音色の魅力にはまり、高い値段にもかかわらず使用していたのですが、やはり度々弦が切れてしまったため(特になぜか本番前日のリハで切れること数回)、経済的な面もふまえ今は使用を断念。また、A線は一時期、音の裏返りを嫌ってJargarのdolce、Larsenのsoft、Kaplan solutionsなどに代えた時期もありましたが、他の弦との相性も考え、現在はA線もObligatoに戻しています。

なお、弦の交換時期ですが、私の場合だいたい4~6ヶ月でしょうか。弦が切れていなくても、使用に伴って弦の表面がざらついたり、音色の質が低下します。特にObligatoの場合、使用してから1ヶ月以上経つと、明らかに使用当初と比べて音の輝き、艶が落ちるように感じているので、大事な演奏会の2週間前には交換するようにしています。



で、話が戻りますが、ほんと弦が高いなあ。


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2008.12.11 (Thu)

ベルリンの思い出(6)

書き始めたら止まらなくなったドイツ旅行の思い出話。そろそろ今日で最終回にしたいと思います。

ドイツ旅行も残すところ後2日となった6/16(月)。この日の午前中はミッテ地区方面へ。賑わっているショッピングモール街をひととおり観光し、お昼にはトルコ料理系のファーストフード店でドネル・ケバブを食べました。ドネル・ケバブは、垂直の串にスライスした肉を上から刺して積み重ね、水平に回転させながら外側を焼き、焼けた部分から順次肉を削ぎ落としたものを言うそうで、私が食べたのは、その肉をいろんな野菜と一緒にパンでサンドし、チリソースをかけたものでした。それがこれ。

ドネルケバブ

これが実にうまい!!
ドイツでおいしかったものと言えば、ビール、ソーセージ、アスパラを除けば、意外とトルコ料理だったりしました。(宮崎にはまだトルコ料理専門店はないようです。どこか食べさせてくれるところできないかな・・・。)



・・・さて、本題に戻ります。

ベルリン滞在中に行ってみたいところの1つに、「楽譜屋」がありました。この日の朝、ホテルのフロントで調べてもらったところ、クーダム地区にあるようだ、とのことでしたので、午後からそちらへ移動。

ところが、ホテルフロントのスタッフから言われた場所にはなく、クーダムの周辺を歩き回って探しますが、なかなか見つからず。近くにあったインフォメーションストアでもう一度調べてもらったところ、そこから数km離れたところに音楽関係の本屋があるようだ、とのこと。PCから地図をプリントアウトしてもらい、今度はそちらへ。

で、そちらに向かおうと思って、Kant Straßeという通りを西の方向へ歩いていたところ、道路の向かい側のあったお店にハ音記号とへ音記号が書いてある看板を発見。
これはもしや・・・と思ってその店に行ったところ、

Cantus


大当たり!! 「Cantus」というクラシック音楽専門の楽譜屋でした。インフォメーションストアで教えてもらった場所と違いましたが、もうそんなの関係なし。さっそく中へ。

店の中はそんなに大きなスペースではありませんでしたが、久しぶりに見る楽譜の行列とあって、それまでの歩き疲れが吹っ飛び、気分はかなりのハイテンションに。しかしこんな楽譜屋があると分かっていれば、事前にもうちょっと探したい楽譜をリストアップしておけば良かった・・・、と少々悔やみつつも、クァルテットとヴィオラの楽譜を中心に1時間ほど魅入っていました。で、がさがさ楽譜の棚を見ていると、かねてから探していたヒンデミットの弦楽四重奏曲の楽譜を2冊発見し、ゲット。ほかにもクァルテットのアレンジものをいくつかを手に取り、満足な気持ちでレジへ。

ところが、ここで悲劇が。「申し訳ないんだが、今日はクレジットカードの機械が壊れているんだ。明日直るんだけどね。」

えーーーっ。手持ちの現金ユーロが少なかった私は、駅に戻ってキャッシングする時間もなく、残念ながら泣く泣く抱えていたいくつかの楽譜をあきらめざるをえませんでした。


この後、夜に予定していたDeutsche Oper Berlin(ベルリン・ドイツ歌劇場)にてOrchestra der Deutschen Oper Berlin(ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団)のコンサートを聴くため、地下鉄で移動。「Deutsche Oper Berlin」という駅で降り、ホールに到着。

Deutsche Oper Berlin


ホール内にあったカフェで軽く食事を済ませ、入場口へ。入場料は1人34ユーロでした。

Deutsche Oper Berlin Eintrittkarte


で、入ったのですが、ここでまた1つ失敗をしてしまいました。

このホールの客席エリアには、なぜか列の前後を移動するための中間通路がありませんでした。そのため、真ん中の席に座る場合、該当する列の一番両端からずっと入っていかないとたどりつけないのです。後ろ寄りの中央席を購入していた私たちは、途中その列に座っていた数十人もの人たちを立たせてしまいながら、やっと自分たちの席に座ることができました。このホールの客席がどうなっているのか知らなかったとは言え、真ん中の席を購入しているのであれば、早めに着席しておくべきでした。


この日のプログラムは、ベルリオーズの「ローマの謝肉祭」序曲、「夏の夜」、幻想交響曲、とオール・ベルリオーズ。中プロの「夏の夜」という曲はまだ聴いたことがありませんでしたが、メゾソプラノが第一人者のアンネ・ゾフィー・フォン・オッターだったので、それが一番の楽しみでした。

まず「ローマの謝肉祭」序曲。何度か演奏したことがあるので曲の聴き所は分かっていたのですが、どうもこの日のオーケストラはあまりいい出来ではなかったように思われました。一言で言うと、演奏が雑な印象だったのですが、それがこの日の指揮者のせいだったのか、元々こんな芸風なのかは分かりませんでした。途中、ある部分でヴィオラのトップの方がにらみつけるように(そういう風に私には見えたのですが)チェロを見ていたのには少し苦笑してしまいました。

次に中プロの「夏の夜」。全部で6曲ありましたが、終始まったりとした感じで盛り上がりもほとんどなかったので、曲としてはそんなに面白いとは思いませんでした。ただ、独唱を務めたオッターの声は、声量こそそんなになかったものの、優しさがあり、可憐な少女から哀愁を帯びた女性までを声で演じた、その多彩な表現力には感服しました。

あ、そう言えば、この曲の途中で耳を疑うようなことが。何と演奏中にホールの外から救急車の音が聞こえてきたのです。それもかすかな音ではなく結構はっきりした音で。小さな町村の多目的ホールならともかく、音楽の街ベルリンの三大歌劇場の1つでこのような出来事が起きたことにびっくりしましたが、他のお客さんは慣れているのか、気になっていない様子でした。

休憩に入ったところで、どうも興ざめした感じになってしまい、また、この日はできたら早くホテルに戻りたかった事情もあったので、後半の幻想交響曲は聴かずにホールを後にしました。

早くホテルに戻りたかった事情と言うのは、実は私たちがドイツに来ていた期間、オーストリアとスイスで、サッカーの2008EURO大会が行われていました。で、ちょうどこの日は予選リーグの最後の試合。ドイツはここまで1勝1敗で、この日の試合結果によっては予選敗退も。相手は地元オーストリア。20時に始まったコンサートを最後まで聴くと、ホテルに帰る途中に試合が終了し、結果いかんでは何か暴動が起きるのでは・・・、と心配していました。

なにせ、それまで、6/11にトルコがポーランドに勝った日は、トルコ系の若者が総出で車にトルコ国旗を飾って花火を打ちまくってパレードのような騒ぎだったし、翌6/12にドイツがクロアチアに負けた日はドイツの若者が駅周辺で荒れていたし・・・。既にそういったことを経験していたので、身の安全も考えてコンサートを中座したのでした。

で、バスに乗って帰る途中、既にドイツ対オーストリアの試合は始まっていたようで、ちょうど得点が入ったのでしょう、その瞬間、若者たちが家から飛び出して花火を打ち上げ出し、バスの運転手もそれに応えるかのようにクラクションを鳴らしまくっていました。唖然・・・。

無事ホテルへと戻り、ベルリン最後の夜を過ごした翌朝、テレビをつけると、昨日ドイツが1-0で勝利したニュースが何度も流れていました。

ドイツ勝利のニュース


以上、ドイツ旅行の思い出をはしょりながら書き綴ってきましたが、今日でとりあえずひと区切りです。後日、また思い出したことがあれば、追記で書き足しておこうと思います。


さてさて、今月から来月にかけて、クァルテットとオケの本番がいくつか待っています。そろそろ夢から覚めて、練習に入らねば・・・。勉強、勉強。


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2008.12.09 (Tue)

ライプツィヒの思い出(2)

ちょっと風邪気味の症状が続いています。今年の12月は例年よりも寒いので、健康管理には十分注意しないといけないですね。

さて、ライプツィヒ旅行では、トーマス教会のほかにもいくつか音楽関係の場所を歩いてまわりました。今日はその話を。

トーマス協会での礼拝修了後、教会内を少し見学。2階にあるオルガンの所に行くことはできませんでしたが、奥にあったバッハのお墓を見ることができました。グッズショップでCD、本を買った後、トーマス教会の近くにあるバッハ博物館に行こうとしたのですが、どうも改修中だったようです。

お昼を過ぎていたので、カフェバウムというところでランチ。このカフェはヨーロッパでもかなり古い歴史を持つカフェで有名のようでした。で、この日のランチはSpargel(白アスパラ)のオランダソース添え。いやー、アスパラの大きいこと。そしてあんなにアスパラがおいしいものだとは思いませんでした。あっという間に全部食べてしまって、写真を撮るのを忘れていました・・・。今回のドイツ旅行でおいしかったものはやっぱりビール、ブルスト(ソーセージ)、そしてシュパーゲルでした。あ、あともう1つありましたが、それは後日。

おなかが満足になったところで、次に向かったのは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の本拠地、Gewandhaus(ゲバントハウス)。

実は、この日11:00からこのゲバントハウスで、準・メルクル指揮、MDR Symphony Orchestra(昔のライプツィヒ放送交響楽団)の演奏によるメンデルスゾーンの交響曲第2番「賛歌」の演奏会があったんですよね。ドイツ旅行にくる前にその情報を知った私は、何とかしてチケットをとりたかったのですが、結局ネットの情報ではチケットが残っているかどうか分からず。で、ドイツに到着してから相方がインフォメーションに問い合わせてくれて分かったのですが、何と既にチケットは1年前に発売されていて、2週間で完売になっていた、とのことです・・・。

で、しょうがないので、ゲバントハウスの中だけでも見られないかな、と思って訪れてみたのですが、来てみるとこんな感じでした。

Gewandhaus


もう少し風格のある建造物かな、と思いきや、なんか普通の市民会館風でした。期待した分、ちょっと拍子抜けした感じです。着いたのが確か14:00過ぎくらいでしたので、もうコンサートは終わっていて、スタッフ以外は誰もいませんでした。音響がいいホールらしいのでちょっとだけでも入ってみたかったのですが、それはかなわず。ホールの周りをぐるっと1周してみると、裏側の方にガラス越しにロビーの見えるところがありました。

Mendlssohn

ガラスが反射していて分かりにくいですが、中にメンデルスゾーンの銅像があったようです。後ろ姿しか見ることができませんでしたが・・・。

メンデルスゾーンはライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団の初代指揮者としてこのオーケストラの礎をつくっています。近くにメンデルスゾーンハウス(博物館)があるようでしたので、今度はそちらへ。

Mendelssohnhaus

もともとメンデルスゾーンが仕事部屋兼自宅としていた所が博物館になっているらしく、趣のある館でした。この場所にシューマン夫妻やワーグナーも度々訪れ、サロンが開かれていたようです。

入場料は3.5ユーロなり。
Museum Karte

写真撮影が可能かどうかスタッフに尋ねたところ、お金(5ユーロほどだったかな?)を払えばOKとのこと。で、せっかくなのでお金を払って何枚か撮影したので、そのうちの1つを紹介。メンデルスゾーンが使用していたものかどうか分かりませんでしたが、当時を偲ばせるピアノでした。

kravier


メンデルスゾーンハウスとともに、もう1つ、シューマンハウスというシューマンの博物館があったのですが、ちょっと離れていた場所にあったようでしたのでそこはあきらめ、ライプツィヒの街中に戻り、トーマス教会と並ぶライプツィヒの代表的な教会、ニコライ教会を訪れました。

Nikolaikirche1

まあ、中の様子を見るだけでも、と思いながら入ってみると、運の良いことにこの日の夜にニコライ教会で行われるバッハ音楽祭関連のコンサートリハを見学することができました。

Nikolaikirche3


リハをしていたのは、 Deutsche Kammerphilharmonie Bremenという団体のようでした。教会内の残響がすごく長く、合唱の人たちの声がこだまする感じでしたが、私のイメージしていた教会の響きに一番近く、聴いていて気持ちは良かったです。この教会はロマネスク様式の建築らしく、天上は大変きれいな模様でした。

Nikolaikirche2

ドイツに来る直前、NHKのドキュメンタリー番組で初めて知ったのですが、1989年のベルリンの壁崩壊、そしてドイツ統一は、この年の10月9日に起こったライプツィヒでの大規模民衆デモがきっかけとなったのだそうです。自由を求めた市民が心のよりどころとし、そしてデモの出発地点に選んだのがこのニコライ教会だったこともその番組で知りました。そのような歴史を知らずにいたら、この教会に対する感慨というのもあまり起きなかったのではないかと思います。



気がつくと、列車の出発時間が近づいてきたので、後ろ髪ひかれながらもライプツィヒ中央駅へ向かい、ICEで再びベルリンの街へ戻ったのでした。(車窓から見える風景が印象的でした)

車窓からの風景

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18:29  |  音楽の旅  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.12.08 (Mon)

ライプツィヒの思い出(1)~トーマス教会

今日はドイツ旅行の中で、唯一ベルリンを離れたライプツィヒ日帰り旅行のことを。

当初、今回の旅行先をドイツに決めた時、行き先としては、ケルン、ボン、ミッテンバルト、ミュンヘン、ベルリン、ライプツィヒなどを候補に考えていました。ですが、ケルンは相方が一度行ったことがあるらしく、また、行きたい所全部を見ようとすると、移動だけで時間を取られてもったいないので、それよりはどこか1ヶ所をじっくりみた方がよい、との相方の意見があり、協議の結果、まずはベルリンを中心に旅行することとしました。で、調べてみると、旅行期間中、ライプツジヒでバッハ音楽祭をやっていることが分かり、日帰り旅行が可能でしたので、1日だけライプツィヒに行くことにしたのでした。

さて、ライプツィヒ旅行当日の6/15(日)は朝6時過ぎに起床。7時にはホテルを出てバスでベルリン中央駅へ移動。で、乗ったのは7時53分発ミュンヘン行きのICE。ICEはドイツの新幹線です。
写真はこちら。

ICE


1等席に乗りましたが、運賃は2人で往復108ユーロ。2等席の通常運賃よりも安い値段で購入することができたのですが、それと言うのも、相方が事前に調べてインターネット割引で購入してもらったおかげでした。相方に感謝です。


9時過ぎにライプツィヒ中央駅に到着。駅構内にはバッハ音楽祭のバナーが掲げられていました。

Leipzig hbf


最初の目的はトーマス教会での礼拝(バッハ音楽祭のプログラムを兼ねていたようです)。開始は9時半でしたので、間に合うかと思っていたのですが、どのバスに乗って良いかが分からず、結局、駅からてくてく歩いて行くことに。歩くこと10数分。途中迷いながらもようやくトーマス教会に着いたときには、礼拝が始まっていました。

Thomaskirche


入口でスタッフからプログラムをいただき、中に入ると、もうほぼ満員の状態で、かろうじて一番後ろの席に座ることができました。プログラムはこちら。

Gottesidenst zum Bachfest program


プログラムを見ると、礼拝の最初と最後に、J・S・バッハの前奏曲とフーガ C-dur BWV547、そしてメインとなるカンタータはJ・S・バッハの第24番「Ein ungefärbt Gemüte(飾りなき心)」と書いてありました。指揮はGeorg Christoph Biller、トーマス教会カントールの方のようです。オーケストラはGewandhausorchestra Leipzigとありました。私が雑誌で調べた情報では、ちょうどこの時期、ライプツィヒ・ゲバントハウス・オーケストラはイタリア方面への演奏ツアー中のはずでしたので、この日のオケがどういうメンバーなのか、詳細は分かりませんでした。

言うまでもありませんが、トーマス教会はJ・S・バッハが1723年から亡くなる1750年までの間、トーマスカントールを務めていたところです。また、バッハのお墓が教会内にあり、いわばバッハ信者としては、この教会は聖地のようなものでしょう。バッハとゆかりのあるこの教会で聴いたバッハの音楽は格別なものでした。

教会カンタータも良かったのですが、この礼拝で一番感動したのはオルガン演奏でした。ホールで聴くオルガンとは違い、建物全体がオルガンと一体となって鳴っているように聞こえてくるのです。まるでこの教会全体が1つの楽器であるかのようで、オルガンは楽器であると同時に建築物であることを改めて実感しました。

この日、この教会に集まっていた人の半分は観光客のようでしたが、残りは地元の信者さんのようでした。観光客の多くは礼拝の全てが終わらないうちに中座して教会を出て行かれていましたが、信者さんらは熱心に牧師の方のお話を聞き、熱心に賛美歌を唱和していました。彼らの姿を見たとき、バッハがこの教会にいた当時もこの日と同じように信者が祈り、バッハの音楽が流れていたのであろう、ということを想像しました。

そして、その場所に自分が今いることを考えた時、なぜか涙が止まらなくなりました。

Thomaskirche2

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2008.12.08 (Mon)

ベルリンの思い出(5)カイザー・ヴィルヘルム記念教会

昨日の続きを。

途中、にわか雨の降る中、KDW(カーデーベー)で相方と合流しましたが、夕方の演奏会まで時間があったので、しばらくカーデーベー6階の食品売り場を探索。値段は全体的に高めでしたが、品揃えが豊富で、見ているだけでも楽しかったです。

で、ドイツのおみやげとして、お酒コーナーでワインを1本購入したのですが・・・。(このワインがよもや出国時に没収されることになろうとは、この時はつゆも思っていませんでした。)

この後、カーデーベー近くにあった某ファーストフード店で軽くおなかを満たした後、目的地であるKaiser-Wilhelm-Gedächtniskirche(カイザー・ヴィルヘルム記念教会)へ。教会のWebサイトに、この日の18時からバッハのカンタータ演奏会があると紹介されていましたので、訪れてみました。

Kaiser-Wilhelm-Gedächtniskirche


ここで、この教会のことをちょっと紹介。
カイザー・ヴィルヘルム記念教会は、19世紀末にドイツ帝国の皇帝ヴィルヘルムⅠ世を記念して建てられました。ネオ・ロマネスク様式の教会らしいですが、残念ながら第2次世界大戦最中の1943年、ベルリン空襲で破壊されてしまいました。で、終戦後、当時の西ベルリン市がこの建物を今後どうするか検討した際、全部取り壊す話もあったらしいですが、結局、戦争の悲惨さを後世に伝えるため、残った部分をそのままの姿で保存し、現在に至っているようです(上の写真奥)。ちょうど広島の原爆ドームと同じような位置づけでしょうか。なお、1962年、この建物の隣(上の写真手前)にモダニズム建築の新しい教会が建設され、礼拝などの教会行事はこちらの教会で行われている、とのことです。この日の演奏会も新しい教会の中で行われました。


教会の入口に行くと本日の演奏会の案内ポスターが。

カンタータ演奏会ポスター


入場は無料でした。いただいたプログラムはこちら。

カンタータ演奏会プログラム1カンタータ演奏会2

で、中に入るとこんな感じでした。一面に張られた青色のステンドガラスの効果もあってか、宇宙的というか、何かプラネタリウムの中にでもいるような不思議な空間でした。

Kaiser-Wilhelm-Gedächtniskirche 内部


肝心の演奏会ですが、プログラムを見ると、どうも単なるカンタータの演奏会ではなく、礼拝の中でその最後にバッハのカンタータが演奏されるようです。

教会内部を見渡すと、信者さんや一般の方が座る席の後方上部にオルガンとオーケストラ用ピット?がありました。残念ながら演奏者以外はそこには入れないようでしたので、この教会のオルガンを近くで見ることはできませんでした。

Kaiser-Wilhelm-Gedächtniskirche 3


時間になると、牧師さんら教会関係者が入場し、礼拝開始。牧師さんのお話を聞いたり(内容は分かりませんでしたが)、オルガン演奏を聴いたり、賛美歌を歌ったりして、いよいよ最後にバッハのカンタータ第105番「Herr, gehe nicht ins Gericht mit deinem Knecht(主よ、汝の下僕の審きにかかずらいたもうなかれ)」BWV105の演奏。

バッハは大好きな作曲家ですが、これまでに聴いていたのは弦楽器、鍵盤楽器などの器楽曲や合奏曲ばかりで、バッハの教会カンタータで知っていると言えば、「主よ、人の望みの喜びよ」のコラールで有名な第147番「心と口と行いと生活で」や、昔NHK-FMラジオ番組「朝のバロック」のテーマ曲だったアリアの入っている第208番(狩猟カンタータ)などの有名なものぐらいでした。この日演奏されるカンタータ第105番は聴いたことがありませんでしたし、また、カンタータをライブで聴くこと自体が初めてでしたので、ちょっとした緊張感がありました。

プログラムによると、演奏するオーケストラは「Bach-collegium」とありますが、詳しいことは分かりませんでした。ちなみに指揮者はAchim Zimmermannという方。

教会の中の音響は適度な響きでちょうどよい感じ。また、オーケストラは弦楽器の音が洗練されていて、聴いていてすごく心地良いものでした。歌の方は、ソリスト(テナーだったかな?)の方がちょっとテンポが速くなってしまってオーケストラとずれそうになり、一瞬はっとした瞬間はありましたが、コラールは響きが体に浸透するような感じで、自分の体が音楽と一体になるような錯覚を覚えました。

演奏は20分少々だったと思いますが、「至福の一時」とはこのような時を言うのでしょうか。ふわふわした気持ちのまま、「Saturn」という大きなCDショップに立ち寄り、今日聴いたカンタータ第105番の収録されているCDを買って、ホテルへと戻りました。

いよいよ次の日はライプツィヒの日帰り旅行です。明日はこの話を。



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2008.12.06 (Sat)

ベルリンの思い出(4)コンツェルトハウス

まだまだドイツ旅行の話は続きます。

ベルリン滞在5日目の6/14(土)、午前中は、世界遺産になっている博物館島周辺を観光した後、ツォー駅へ移動。ここで、午後から相方と別々の行動をとることになりました。単独行動は少々不安でしたが、ベルリン市内の交通機関の路線や使い方はだいぶん覚えていましたので、移動は比較的問題なくできました。で、私が向かった目的地は、Konzerthaus Berlin(コンツェルトハウス)。

この日の夜、コンツェルトハウスではコンサートが予定されていたのでそれを聴きに行きたい気持ちもありましたが、事前に調べたところ、ちょうど同じ時間帯にカイザーヴィルヘルム記念教会でバッハのカンタータ演奏会があることが判明。どっちをとるかすごく悩みましたが、相方と協議した結果、後者の方へ行くことに。で、コンツェルトハウスの中だけでも見たかったので、この日の午後に開催された90分ほどのバックステージツアーに参加することにしました。

Konzerthaus

コンツェルトハウスは、元々「シャウシュピールハウス(「芝居劇場」と言う意味らしいです。)」という名前で、1821年に建てられました。で、建物が現在の「演奏会場」となった1984年に「コンツェルトハウス(「コンサートホール」という意味)」という名前に改められたそうです。ここを本拠地とするオーケストラはベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、昔の「ベルリン交響楽団」で、2006年に今の名前に変わったそうです。

ツアー参加料は3ユーロでした。
Konzerthaus karte


チケットを買おうとした際、窓口の男性から「ドイツ語のみの説明でしかも90分もあるけど、本当にいいの?」と英語で2度ほど念押しされました。「奇特な日本人もいるもんだ」と思ったのでしょうか、ちょっとあきれ顔をされながらチケットをいただきました。

最初、ツアーの集合場所が分からず、コンツェルトハウスの周りを行ったりきたりしてました。でもどうやらチケットを購入した場所が集合場所だったようで、時間になると隠し扉のようなところから年配のちょっと体の重たそうな男性スタッフが登場。ツアー参加者は私も含めて4人、すべて外国人のようでした(1人ドイツ語の分かる方がいたようですが)。人数が少なくてちょっと寂しいツアーでしたが、相手するスタッフの方も1時間半もの間、分かってもらえないドイツ語でずっとしゃべりっぱなし、というのも結構つらかったことでしょう。

ホールの中の写真撮影はNGということでしたので、今日は残念ながらホールの内部の様子を紹介することができませんが、ドイツ旅行の期間中いろんなホールを見た中で、外観、内装ともにこのコンツェルトハウスが一番美しいように感じました。

ツアーは、最初、コンツェルトハウスの概要説明(だったと思います)の後、2階(だったかな?)ロビーにあったバーンスタインの頭像を紹介。この時、スタッフから長い説明がありましたが、おそらく1989年12月25日にこのコンツェルトハウスで行われたレナード・バーンスタイン指揮の歴史的な第九演奏会のことを説明していたのではないかと思います。

その後、リハーサルルームに案内され、そこでリハ前の様子を見ることができました。何人かの楽団員の方が練習をしており、また、スタッフのような日本人らしき方もいらっしゃいました。日本人と言えば、今年からこのコンツェルトハウス管弦楽団の第1コンサートマスターに日下紗矢子さんという方が就任されていたことを思い出しました。

この後、小ホール、大ホールとそれぞれ案内され、そこでスタッフの長い長い説明を分からないなりに聞いていました。大ホールはシューボックスタイプで音響の良さそうなホールでしたので、返す返すもコンサートが聴けなかったのが残念でした。

最後に地下にあったカフェに案内され、「何かいっしょに飲みませんか」と誘われましたが、相方との待ち合わせ時間が近づいていましたので、辞書を見ながら何とか丁重にお断りし、待ち合わせ場所であるドイツ最大のデパート「KDW(カーデーベー)」へと向かったのでした。


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2008.12.05 (Fri)

ベルリンの思い出(3)ベルリン・コーミッシェ・オーパー

さて、再びドイツ旅行の続きを。

ベルリン滞在3日目となった6/12は、ポツダム広場周辺をひととおり観光した後、フィルハーモニーにてベルリンフィルハーモニー管弦楽団のコンサートを聴きましたが、これは先日話したので割愛。

翌6/13は、旅行半ばで少々疲れがあったので、午前中はホテルでゆっくりした後、午後はまず相方が行きたがっていたバウハウス・アーカイブへ。その後、Komishe oper berlin(ベルリン・コーミッシェ・オーパー)までタクシーで移動。

ドイツのオペラ事情に詳しいわけではありませんが、事前に雑誌やネットでの情報を見たところ、コーミッシェ・オーパーは、斬新な企画・演出による公演を積極的に取り組んでいるオペラハウスのようでした。できれば、何かオペラかコンサートを聴きたかったのですが、時間的な都合もあり、それは断念。ただ、どうしてもホールの中に入ってみたい、という思いがあり、この日の夕方にあったバックステージツアー(舞台裏見学)に参加することにしたのでした。

まずは、チケット売り場でチケットを購入。参加料は5ユーロでした。
Komishe oper berlin karte


で、チケット売場の反対側にあった入口へ。

Komishe oper berlin 入口

クォークで荷物を預け、しばし待つと女性スタッフが来られてツアー開始。参加者はだいたい10人ちょっとだったでしょうか。最初、コーミッシェ・オーパーの歴史、概要等についての説明があり、その後ホール内へ移動。元々ドイツ語をきちんと分かるわけではありませんが、このスタッフの話すドイツ語の速いこと、速いこと。もうほとんど聞き取ることができなかったので、とりあえずツアー参加者の最後尾についてホール内のものをひたすら見ることに集中。

写真撮影についてはOKをもらえたので、いくつか撮影。
建物の外観は普通のホテル風でしたが、内部は、Staats operと同様、クラシックの伝統を感じさせる雰囲気でした。

Komishe oper berlin 客席


舞台では、スタッフが舞台上の清掃と舞台道具のチェックをしている最中だったようで、この日の夜公演の背景がセットされていました。舞台上には廻り舞台のような装置がありました。

Komishe oper berlin 舞台

舞台設備をよく見ると、どれもかなり老朽化が目立ちます。電気設備などはしょっちゅう漏電しているのでは、と思わせるような古さでした。よくこんな設備でがんばってるなあ、それに比べれば・・・、というのが率直な感想でした。

舞台裏の後は、楽屋へ。楽屋通路には衣装がずらりと並んでいました。で、その後、奈落に入り、廻り舞台の機械を見た後、最後にオーケストラピットへと入り、ツアーが終了。

Komishe oper berlin オケピ

ちょうどチェロパートの席に座りましたが、譜面台には夜に予定されていたレハールのオペレッタ「ほほえみの国」の楽譜がありました。ドイツ語の説明がまったく分からなかっただけに、目の前においてあった楽譜を普通に読めたのが妙にうれしかったです。


最初でも触れましたが、私はこのドイツ旅行で、どうしてもこのコーミッシェ・オーパーの中に入ってみたい、という思いがありました。それは、今から20数年前、私の父もこのコーミッシェ・オーパーに訪れたことがあるらしく、ドイツ旅行の前に父からその話を聞いたからです。当時、まだドイツは東西に分断されており、このコーミッシェ・オーパーは旧東ベルリンにありました。その後、ドイツは1989年に統一を果たし、大きく変わりましたが、そんな中、コーミッシェ・オーパーが今も存在していることになぜかすごく惹かれたのです。

私がこのコーミッシェ・オーパーのホールの空間に入り、父が訪れた20数年前のことを想像した時、それは、このオペラハウス、ベルリン、そしてドイツの「歴史」を肌で感じた瞬間のように思いました。


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2008.12.04 (Thu)

本物の音楽、本物の演奏家

ドイツの旅はまだまだ続きますが、今日はちょっとブレイクして、県内向けの話題を。

今、私が尊敬するヴァイオリニストが宮崎にいます。その名は稲田竜斗さん。

最初に彼のことを知ったのは、宮崎日日新聞の記事ですが、それから程なくして我がクァルテットの1vn奏者、Ossyが彼らのことを紹介してくれ、以来、所属するオーケストラのお手伝いをしていただいたり、ある演奏会で一緒に演奏させてもらったりしています。

私の率直な感想に過ぎませんが、彼の音には個性があり、彼の旋律には歌心があり、そして彼の演奏には聴いている人に何かを語りかける表現力があります。音ひとつであそこまで表現できるアーティストは県外でもなかなかいないと思うのですが、本当に、弦楽器演奏家の少ない宮崎では貴重な存在です。

また、奥さんの由香里さんとともに活動されているヴァイオリン&ピアノデュオ、「МИР(ミール)」は、現在居住されている高鍋町、それと宮崎市を中心に、県内各地で精力的に演奏活動をされています。彼らのホームページを見ると、プロフィールに次のようなことが記されています。

「・・・時や場所を選ばずどこでも好きな時、好きな場所、好きな姿勢で音楽を楽しんでもらう。そんな音楽家としての本来の姿を目指し、ここ宮崎を拠点に活動していくことにしました。・・・」。

彼らの思いに共感する人も多いことでしょう。私もその1人です。クラシック演奏家、とりわけ、弦楽器奏者に対する需要が決して多いとは言えない宮崎のような地方で、プロとしての活動を続けていくことは決して簡単なことではないと思いますが、だからこそ、本物の演奏家が宮崎の地に根付くことによって、もっともっと本物の音楽を愛する人たちが増えて欲しい、1人の音楽愛好家・アマチュア演奏家としてそう強く願う次第です。

「МИР(ミール)」の年内の演奏予定を簡単にご紹介しておきます。本物の演奏家による本物の音楽を感じてみてください。


「野の花館ミニコンサート番外編第2回~ことばを彩る音達~」
○日時:12/14(日)16:00開演
○会場:「野の花館」(児湯郡高鍋町北高鍋2664 TEL:0983-23-6025)
[特別出演]木内里美(朗読)
※詳しくはこちらを 野の花館ミニコンサート番外編vol.2

「レミューズ クリスマスナイト(クリスマスディナー&1ドリンク付:5000円)」
○日時:12/25(木)19:30~20:00
○レストラン「レミューズ」(メディキット県民文化センター内 TEL:0985-31-2408)

「第20回ウィンターチャリティーコンサート」
○日時:12/27(土)18:00開演
○会場:宮崎市民プラザ オルブライトホール



※ちなみに、最後の「ウィンターチャリティコンサート」には、私たちのクァルテットも出演予定です。4曲ほど演奏しますが、これについてはまた後日・・・。


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2008.12.03 (Wed)

ベルリンの思い出(2)ベルリン州立歌劇場

ベルリン大聖堂を離れ、今度はベルリンに3つある歌劇場の1つ、Staatsoper unter den linden(ベルリン州立歌劇場)に到着。※「ベルリン国立歌劇場」と表記されることもありますが、ここでは「ベルリン州立歌劇場」と表記します。

staatsoper unter den linden 1

さっそくチケット売り場まで行き、2階席のサイドの席を確保。

staatsoper Eintrittskarte

開演までまだ時間があったので、隣接するレストランで食事した後、開演15分前にホールへ。

この日の公演はベートーヴェンの「フィデリオ」。で、パンフレットを見ると、公演名の横に「FAMILIENVORSTELLUNG」の文字が。どうやらこの日はファミリー向けに設定された日だったようで、どおりでおめかしした子どもがたくさん来ていました。

写真撮影は禁止されていないようでしたので、このときのホール内の様子をちょっと紹介。

staatsoper unter den linden 2

ここでちょっとハプニング。椅子に座っていたところ、見知らぬ地元のお客様からドイツ語で一言、二言。最初分からなかったのですが、どうやら「そこは私の席では?」と言っている模様。チケットをよく見ると、座席の番号は合っていたのですが、「links(左)」と「rechts(右)」を間違えて座っていました。その人に謝って反対側の席へ移動。ちょっと恥ずかしかったです。

で、いよいよ開演。ベルリン州立歌劇場の音楽総監督はダニエル・バレンボエムで、彼が指揮する公演の時はチケット完売になるそうですが、この日はSebastian Weigleという若い指揮者。

開演前の序曲。ベートーヴェンは「フィデリオ」の序曲として、「レオノーレ」序曲第1番、第2番、第3番、そして「フィデリオ」序曲の4曲をつくっていますが、この日は「レオノーレ」序曲第2番。他の曲は弾いたことがあったのですが、この第2番は弾いたこともなければ聴くのも初めてでした。印象としては、まあ、マイナーなだけあって、という曲でした。できれば、「フィデリオ」序曲か「レオノーレ」序曲第3番で聴きたかったなあ・・・。

で、いよいよ開幕。舞台装置はシンプルなものが目立ちましたが、途中、刑務所の中のシーンで首をつられた人がいっぱい出てきた時は、一瞬びっくり。よく見ると全部人形でしたが、あれで「絶望」か何かを表現していたのかな・・・?それにしても「オペラの予算、少ないのかな」といった印象を持ってしまいました。

第1幕終了後、休憩の時にちょっと興味があったのでオケピの中をのぞくと・・・。

大音量防止用アクリル板?

あ、ありました。分かります?写真真ん中の席(おそらく第2ヴァイオリンの席)を取り囲むようにある透明アクリル板のようなもの。ドイツに来る前にNHKの朝のニュースで知ったのですが、オーケストラ奏者の難聴が深刻な問題になっているらしく、このアクリル板のようなものは、それを防止するために音を遮断するためのもののようです。確かに、金管や打楽器の音量はかなりのものですので、それを常時聴いていたら耳が聞こえにくくなるのも当然です。オーケストラ奏者の職業病の1つでしょうね。

で、休憩終わって第2幕。演出的にはそうびっくりするようなものもなく、途中中だるみした感もありましたが、最後は合唱もバンダで出てきて出演者全員そろってのフィナーレ。長かったです。改めて思ったのが、「ベートーヴェンくどいな・・・」。でもオケはうまかったです。テンポは全体的に速めでしたが、アンサンブルが乱れることもなく、躍動感があり、聴いていて気持ちが良かったです。

終わったのが、夜の9時半過ぎでしたが、ホールを出るとまだ夕暮れのような明るさ。オペラの余韻にひたりながら、ベルリン郊外にあるホテルへと戻りました。

(夜の地下鉄はちょっと怖い思いをしました。)


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2008.12.02 (Tue)

ベルリンの思い出(1)ベルリン大聖堂

いつのまにか師走となり、今年も残すところあとわずか・・・。

ということで、私の今年2008年を振り返った時、やはり一番の思い出は初めての海外となったドイツ旅行。

ドイツ・ベルリンに滞在したのは6/10の夕方から6/17午前までの約1週間(6/15だけはライプツィヒに日帰り旅行)。その間にドイツのいろんな音楽を聴くことができ、今、思えば夢のような1週間でした。

ドイツで過ごした1週間の間に体験したことはたくさんあったのですが、そのうち音楽に関係するいくつかの思い出を紹介したいと思います。

まずは、6/11に行ったBerliner Dom(ベルリン大聖堂)。

この日、多くの観光客と同様、ブランデンブルグ門とライヒスターク(連邦議会議事堂)を見た私たちは、夜に予定していたStaatsoper unter den linden(ベルリン州立歌劇場)でのオペラのチケットを買いに、Staatsoperへ。しかし、当日券の販売開始時刻までにまだ時間があったようで、少し時間をどこかでつぶす必要がありました。そこで、当初6/14に行こうとしていたベルリン大聖堂へ急遽行くことに変更。この日オルガンのコンサートは予定されていなかったので、オルガンを聴くことはあきらめて、とりあえず建物の見学だけでも、と思っていました。

建物に近づくとこんな感じ。その大きさに圧倒されそうになりました。

Berliner Dom

入場料は3ユーロ。当時のレートで500円ほどだったかな。
Berliner Dom Eintrittskarte

で、中の方に入ろうとすると、オルガンの音が!!!

どうやら、オルガニストの方が練習をされていたようです。弾いていた曲は分かりませんでしたが、おそらくロマン派以降の作品のような感じでした。

オルガンの音はいつも聴いている宮崎県立芸術劇場のオルガンよりも柔らかく、重厚でした(あくまでも個人の感想です)。そのオルガンの音色が、ドームの空間に響き渡り、天蓋ではね返り、空から降り注ぐように聞こえるのです。私は椅子に座ったまま動くことができませんでした。

Berliner Dom orgel

オルガニストが練習で弾いていた曲が終わりを告げようとした時、それまで曇っていた空が一瞬晴れ、天蓋から注ぎ込んできたいくつもの光の筋は、まるで天上の世界から舞い降りてきたかのようでした。

Berliner Dom 天蓋

相方から促されて現実の世界に戻ったことに気がつくと、ベルリン大聖堂グッズショップの閉店時間が迫っていたため、急いでお店に向かい、ベルリン大聖堂のオルガンで演奏されたCDを1枚記念に買って、再びStaatsoperへと向かったのでした。



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2008.12.01 (Mon)

定演本番を終えて

昨日、私が所属するオーケストラの定演本番でした。

<宮崎シティフィルハーモニー管弦楽団第13回定期演奏会>
[日時]2008年11月30日(日) 開場13:30 開演14:00
[会場]宮崎市民文化ホール 大ホール
[指揮]三河 正典
[チェロ]菊地 知也
[演奏曲目]
○ドヴォルジャーク/スラヴ舞曲第1集 op.46より第8番
○ドヴォルジャーク/チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
○ラフマニノフ/交響曲第2番 ホ短調 op.27

ちょうど同じ日の同じ時間帯に宮崎市内の別のホールでクラシック系コンサートが重なっていたため、お客様の入りが心配だったのですが、事務局長の話によると、トータルで1,300人近く入ったそうです。これまで定演では1,000人弱くらいの入りが普通でしたので、ちょっと予想外でした。本当に来ていただいたお客様には感謝したいと思います。

さて、演奏の方ですが、演奏者の1人としての感想を。

<ドヴォルジャーク:スラヴ8番>
大きなほころびもなく、まあ無難な感じでした。プログラムの頭の曲はだいたい緊張しがちになるものですが、だいたい練習どおりの演奏だったように思います。


<ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲>
指揮者の三河さんから、ソリストが演奏する時、伴奏にまわるオーケストラはソロとのバランスに十分注意するよう言われていました。「音量」のバランスという意味ではそれはできていたと思います。ただし、三河さんはもう1つオーケストラ(特に弦)に要求していたことがあって、それはただ単に音を弱くすると音が沈んでしまうので、「音色」を上に浮かすような意識を持つよう言われていたのですが、そちらの方は十分ではありませんでした。弦セクションが抱える技術上の問題もあったのですが、きちんと対応できなかったのが少々残念です。

個人的には、フルートとクラは本番がすごく良い出来だったように思いました。演奏後、三河さんが演奏者2人を立たせてお客様に紹介したのも納得でした。


<ラフマニノフ:交響曲第2番>
演奏前に思っていたのは、この曲は1楽章の演奏時間が約20分と長いため、あんまり演奏時間の長い曲に慣れていないお客様がこの楽章の長さに耐えられるだろうか、ということでした。
第1楽章の演奏自体はいい演奏の部類だったと思うのですが、さすがに演奏時間が長かったためか、第1楽章が終わった後、客席から「長いなあ・・・。」、そういった雰囲気のため息というか、空気が流れたように感じたので、お客様の気持ちが何とかとぎれないように・・・、という思いでした。

振り返ってみると、第2楽章の中間部分がオケとして一番危ない時間だったような気がします。弦セクションのアンサンブルが崩壊しかかって、演奏がぎくしゃくしてしまったように感じました。各パートに演奏の余裕がなく、本番の緊張状態もあいまって、お互いが見えにくくなっていたように思います。

第3楽章の冒頭のヴィオラの入りはヴィオラにとって難しい部分の1つでしたが、とりあえず大きな問題を起こさずに始まることができ、ほっとしました。この楽章は多くの団員が何らかの思いを込めていたのではないでしょうか、演奏にもそれが表れていたように思います。実際聴いていた人に感想を聞かないと分かりませんが、この日の演奏の中では一番充実した時間だったように感じています。

第3楽章で吹っ切れたのか、第4楽章はオケとしての「気持ち」の一体感は出ていたように感じました。「演奏」としてちゃんとできていたわけではありませんが、大きな事故は起きず、個人的に心配していた部分も杞憂に終わりました。

元々、団員投票でラフマニノフの2番が定演の曲目に選ばれた時点では不安がありました。私たちのオケにとってこの曲は難易度が高いものでしたし、特に弦セクションメンバーがかなり苦労するだろうとは思っていました。そういった背景がありましたので(演奏の成熟度という意味では多くの反省点を残しましたが)、とりあえず何とか演奏をやり遂げた、という意味での達成感はあったように思います。


私自身の演奏者としての感想はだいたいこんなところですが、聴いていたお客様にとっては、どのように感じられたのか、気になるところです。何か1つだけでも「いい」演奏会だったと感じてもらえた部分があれば良かったのですが。

オケの今後ですが、1回お休みの後、2週間後には、6/6(土)に予定されているファミリーコンサートの練習が始まります。プログラムも決まりましたので、また気持ちを切り替えなければ・・・。


さて、ブログの方は、所属するオーケストラの話題から離れ、少々昔になりますが、6月のドイツ旅行のこと、特にベルリンとライプツィヒで聴いたコンサートのことを中心に、いくつか書いていきたいと思います。


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